いいこと日記

少し前から「いいこと日記」をつけています。
その日にあった「いいこと」を思い出して書く、
とても簡単・手軽な日記です。
きっかけは、とっても忘れんぼになってしまったから。

先日、私が何気なく「のどが痛いなー」といったときのこと。
娘がすぐにのど飴持ってきてくれて
「そういえば、去年、カズ(次男)が
お母さんにのど飴買ってきてくれたよね〜」というのです。
内心「そんなことあったっけ?!」と思っていると、
娘いわく「お母さんがのどが痛いって言ってたら、
カズがお母さんに内緒でのど飴を買ってきたよね〜
しかも自分のこづかいで!」と。

私は、そんなことすっかり忘れていて、
困ったことに、はっきり覚えてないのです!
そうだった、次男はよく、私が仕事で煮詰まっていると、
頼んでもいないのに、自分のこづかいでチョコレートを
買ってきてくれたりしていたのでした。
「頭痛いなー」って言うと、
すぐに頭痛薬とコップの水を持ってきてくれたり、
数日前の夕飯時にも、遅れてテーブルについた長男に、
次男が無言でサッと、刺身用のわさびを差し出したのを見て、
こういう気遣いができるのが次男だった、とあらためて思ったのです。

最近、あまりにも勉強のできが悪いうえに、
野球も中途半端で、次男に口うるさく言ってばかりだったけど
次男の優しいところをもっともっとほめてあげないといけないな、
のど飴のこと、忘れないように日記に残しておこう、
そう思って、始めたのです。

「いいこと日記」を考案した、エッセイストの山本庸子さんによると
「いいこと日記」をつけていると「いいこと」を呼び起せるそう。
私も始めて間もなく、GAPで娘の洋服を買う時、レジでくじを引いたら
「50%引き」のくじが当たり、すべての品が半額に!
店員さんも「50%引きが当たることはなかなか無いですよ」
さっそく、その日の「いいこと日記」に書いておきました。

いいこと日記は1日4行でよくて、
「天気が良くて洗濯物がよく乾いた」とか、
「友達とおいしいランチに行った」とか、
「今日はガミガミ言わなかった」とか、何でもOK。
今日はいいことなかった、っていう日は無理に書かなくてもOK。
「いいこと日記」が習慣になってくると、
たくさんの「いいこと」に囲まれている自分に気づき、
自分のまわりにいる人たちや自然やモノに感謝できるようになる
そうです。

読み返すのが楽しい日記っていいよね♪

これが響くかどうかが問題

夏休み明けから、長男のクラスに
教育実習の先生が来られました。

その先生は、野球部の先輩であり、
甲子園投手でもあります。
といっても、3年前の夏の甲子園大会、
試合ではなく始球式で投げたのです。

そんな偉大な先輩が、
先日の体育祭のあと、4週間の教育実習を終えて帰られるとき
クラスの1人1人にメッセージを渡してくれました。
さすが元キャプテン&教師の卵、
アドバイスが適格ですね!

「4週間という短い間ありがとう!!
1年○組に野球部がいっぱいおってよかったわ。
部活に出てもっと技術面の指導したかったな。
今試合に出れなくても、まだ2年残っとるけ、
1日1日を大切にして頑張れ!!
ただただ練習するんじゃなくて、毎日1つ目標を作ってから
臨むようにしろよ!!

これからテストがあるけど、コツコツ勉強して追試にならんように頑張れ。
クラスの中で多くコミュニケーションをとって、
何でも言い合える、協力し合える1年○組になってください!!
(略)ありがとう」

長〜く息しよ

今年のお盆は、私の祖母の新盆、それに
夫の父と祖母の七回忌と、2日続けて法事がありました。

どちらも老若男女、親戚がたくさん集まり、
また、どちらも0歳児の赤ちゃんがいたので、
楽しく和やかな会となりました。

赤ちゃんは本当に可愛いですね(*^о^*)
娘に「お母さん、赤ちゃん産んでー!!」とせがまれて困ります。
その娘が生まれた時には、
どちらの祖母(娘にとってはひいばあちゃん)も
遠いなか、会いに来てくれました。
ばあちゃんたちが長生きしてくれたおかげで
ひ孫を見せることができたのです。
そしてこの2日間も、ばあちゃんたちのおかげで
皆が集まることができました。

今は元気な夫の母、私の両親にも
1日も長く元気でいてほしい。
今年101歳になられる日野原重明さんによると
長生きの秘訣は、「長く息をすること(腹式呼吸)」だそうです!

「生きる」という言葉は、
「息をする」という言葉からきています。
「息をする」とは、「息をしっかり吐くこと」。
「長息」は「長生き」につながります。

想像力

ものごころがついて初めて
広島で暮らすことになった娘に、
原爆のことを伝えたいと思いました。

ちょうど学校から
「第11回広島 原爆と戦争展」というチラシをもって帰ったので
先日、娘を連れて行ってみたのです。

被爆直後の広島や長崎の惨状を伝える
目を覆いたくなるような写真や資料、体験記などが
展示してあり、久しぶりに目にした私も
胸が苦しくなるようでした。

そうしたなか、会場の女性に声をかけられ
「今、語り部の方が話を始められたので
一緒にお聞きになりませんか?」とおっしゃるのです。

実は私、41年間“広島県人”をやっておりますが、
目の前で、語り部の方がお話しになるのを聞いたことがありません。
娘と一緒に貴重な話を聞かせて頂くことにしました。

その方は、82歳の男性で、
思い出したくないできごとを、昨日のことのように
語ってくださいました。
爆風で飛んできたガラスがお姉さんの顔中にささっていたこと。
自身も被爆でやけどして包帯をしていたけれど、包帯をかえるときに
皮ふが全部くっついて骨が見えていたこと。。。
でも幸運なことに、お姉さんが看護婦だったので
塗り薬が手に入り、やけどのあとが残らなかったとか。

そして驚いたことに、
その方は当時15歳で、私の母校の前身である
広島一中の生徒さんだったのです。
男性は、ずっと被爆体験を封印してこられたのですが、
のちに、同じ一中の生徒や先生がたくさん
亡くなったことを知って、この体験を伝えなければ・・・と
10年前から語り部を始められたそうです。

私はたまたま、昨年と今年、広島一中の
原爆死没者慰霊祭に参加していたので、そのことを伝えると
とても感慨深いご様子でした。

私にとっても娘にとっても、
戦争や原爆のできごとは想像するしかできないことだけど、
その想像することをやめてしまったら、
広島に暮らす意味がないかもしれません。

過ちはくりかえしませぬから。

人生は長距離レース

卓上カレンダーを8月に差し替えました♪

櫻井幸雄さん「出番のないベンチ」シリーズの
8月タイトルは“気になる後ろ”
のんびりとした世界です。


この夏の高校野球地方大会。
保護者として初めて応援席から観戦し、
あらためて感じたことがありました。

ベンチに入れなかった選手も、
ベンチに入っていて出場機会のなかった選手も
全員が一緒になって戦っているんだ、ということ。

2回戦で戦った相手・崇徳は部員数102名
3回戦で戦い、その後甲子園行きを決めた広島工業は155名
また、優勝を予想されながら早々に敗退した広陵は118名。
そして勉強と両立してきたわが国泰寺は87名。

誰もが、厳しいレギュラー争いを承知のうえ
その高校で野球をやることに意味を感じて
がんばってきたはず。。。

最後の夏を完全燃焼できたかどうか、
その思いは1人1人違うかもしれないけれど
目標に向かって努力した彼らは、
きっと野球以外でも才能を伸ばし、成功を収めることでしょう。

櫻井さんが「出番のないベンチ」の
作品へ込めた思い。

どんな分野でも、賞賛を受ける人の数はほんのわずかで、

引き立て役の人達の方が圧倒的に多い。

トップに立つ人は、見えないところでスゴイ努力をしているのだろうけれど、

引き立て役が居なければ存在しない。

ベンチ組が、ベンチでの悔しさや、

つまらなさを糧に、いつか何かの分野で出番の来ることを強く念じています

ワクワクをくれるもの

母校であり、長男も所属する高校の野球部が昨日
昨年ベスト4の強豪校を5−1でやぶって
見事3回戦に進出しました♪

実は、試合前に保護者会長から、
「もし、今日残念ながら敗退…ということになれば
試合後、学校へ戻って3年生が挨拶をしますので、
みなさんも学校の方へ来てやってください」

という話が出るほど、簡単に勝てる相手ではないことは
誰もが承知していました。
何せ、ここ数年、大会という大会で
この相手校に勝ったことがなかったのですから。

ところが、相手は初戦の緊張からミスを連発。
そうしたチャンスに、うまくこちらの打線がつながり、
手堅い守備もあって
まさかまさかの勝利となったのです。
3年生のお母さんたちは、感動と嬉しさで号泣でした。

試合後、整列して校歌を歌う時、
お母さん達の中で唯一、大声で校歌を歌えた自分が
なんだか嬉しかったし、
これまでのOBとして応援していた時とは
また違った感情・一体感がありました。
その機会をくれた選手たちと
自分の息子に感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみに1年生は、試合前に学校のHRに出席して、
英語のテストを受けてそこから球場に来て、
試合が終わると、また授業を受けに帰ったそうです。

次は、これまた強豪校との戦いになりますが
悔いのないよう、精いっぱいプレーしてほしいと願っています。

高校野球は、野球だけを学ぶわけじゃない。
夢に向かって、とにかく粘り強くやりきる姿勢。
東北高校野球部 武内総監督

日々勉強

高校野球、夏の県大会を前に
先日、保護者会が開かれました。

その中で、大会当日の保護者の動きについて、
細かい説明があり、1つ驚いたことがありました。
それは、対戦相手のチームに対して
「決してヤジをとばさないこと」
というもの。

それだけなら、普通なのですが、
ヤジとは、「フォアボールで出塁したことを喜ぶ」ことも
ヤジにあたるというのです!
相手が出したフォアボール、相手がおかしたエラーなどで
こちらにチャンスが巡ったり、得点したり
そういった場面で決してワァー!ッと喜んではいけない、
それもヤジにあたるのだから、
嬉しくても、じっとしてだまっておいてください。
とのことでした。

「相手チームのミスを喜ぶお母さん」の姿は、
少年野球ではふつうに見られたけれど
高校野球では品位にかける行動とみなされる。。。
マネージャー時代も含め、あらためて、
自分の今までの応援姿勢はどうだったかな?
と考えてしまいました。

子どもはいつも、親の姿をみています。
ドロシー・ロー・ノルト